●チューク環礁

かつての大きな火山島が数千年かけて沈下し、その山頂に当たる部分が大小100あまりの島となって、周囲300キロに及びラグーン(礁湖)の中に点在している。

空港があり、州政府が置かれている主島はウエノ島。旧称モエン島で日本統治時代は春島と呼ばれていた。日本で人気の高いジープ島をはじめとした一部離島コテージ宿泊施設を除くと、すべてのホテルやモーテルはこのウエノ島にある。

ウエノ島の南には、日本統治時代に海軍司令部が置かれていたトノアス島(旧称デュブロン島、日本時代の名は夏島)があり、有名な森小弁の碑や旧病院跡なども残されている。

日本統治時代は、主な島々を春夏秋冬になぞらえて四季諸島(春島、夏島、秋島、冬島)また、曜日になぞらえて七曜諸島(日曜島・・土曜島)と名付け、その風流な島名は内地でも話題になることがあった。