ポンペイ島は、ミクロネシア連邦で最も標高が高い島である。800m級の山が2峰あり、起伏が激しく、大半がジャングルに覆われ、年間降雨量が多く、40以上の川が流れている。

足を踏み入れられたことのない熱帯雨林の湿った内部は、柔らかい、スポンジ状の苔で覆われた樹木が生い茂っている。水と緑に恵まれたこの島は「太平洋の花園」と呼ばれ、ミクロネシアの動植物の宝庫でもある。

ポンペイ州は25あまりの島々で構成されており、その主島ポンペイ島には、州都コロニアのほかに、ミクロネシア連邦の首都パリキールがある。

ポンペイは1984年まで、ポナペと呼ばれており、現在もその名前は学校や企業関係などで多く使われている。

連邦政府統計局による2013年現在の推定人口は約34,100人で、その90%がポンペイ島で生活している。