『TAKAKOの徒然』【ツバル編】

🏝️ 初めてのツバル

2023年3月初めてツバルに訪問
そうかツバルは首都であろうと国際空港であろうとプロペラ機のみの出入りか
(小型ジェットはいけるかと思うけど)
フィジーの首都スバからプロペラ機で2時間半
100年後には沈んでしまうと報告されているツバル
着陸時に見えた輪っかのような島の連なりはターコイズブルーのネックレスのようでした
そしてなんと10年前の今日とても似通った環礁国マーシャル諸島にいたというシンクロ
空港の向かいに政府庁舎があり、その隣に唯一のホテルがあり、大型スーパーはなしで小さな商店があるのみ

ツバルを上空から
到底島全部は入り切りません
本当に細いし
本当に美しい
海に家があるようにも見える海との一体感
海面上昇が起こると何が起こるか想像に難くない
ツバルに入れる唯一のフィジー航空

離陸動画

そして自由な空港🛫
滑走路の脇に普通に人々が暮らしています
もちろん出入り自由
離着陸、道路、ランナバウト、バレーコート、おじいちゃんとおばちゃんのお散歩コース
離着陸時にはみんな一斉に滑走路から退去
なぜその瞬間が分かるかがイマイチ分からない
週3回のみの便

この平和な空気感…
人が人らしい生活をしている感
お母さんが家先で赤ちゃん抱いていて、
暑い時間には静かに室内にいて、
法律で定められたお祈りの時間18:45から15分間はベルがなりじっとしていないといけない!?
夜になると街は静かに
そもそもホテルで街はどこって聞いたらスタッフは本気で悩んでた…街
ここかなぁ…でも街という街はない…!

滑走路が生活の場です
ここが一番の繁華街?
空港、政府庁舎、ホテルが徒歩2分圏内にあります
政府庁舎
これは街
ここも街

翌朝
外に出ても何も起こっていない感
バイクで通勤、通学はしてそうですが、静かに始まる1日
人口11,000人の国
メインの島の端から端まで多分車で30分かかるかどうか
日本大使館もありません
だけど長年にわたり日本が支援してきたことが形になってみえている
離島たちをつなぐ貨客船
病院
学校校舎
埠頭
漁業市場
もちろん派手なことではない、ベイシックニーズです

歴史的経緯あって植民地から独立した際には何も持たなかったと
スクラッチから積み上げるしかなかったと言っていました
人口11,000人の小さな小さな島国で人々が日本を近くに感じているってなんだかすごくないですか?
そして、海面上昇や汚染による環境汚染
元々はビーチだったところが珊瑚の死骸が打ち寄せられる岸になっていました
珊瑚と珊瑚がぶつかり合いながら波に当たるカラカラ鳴りあう高い音がもの悲しく聞こえました

唯一のホテル(他はゲストハウス)はもれなく水シャワー
久しぶりの水シャワーが沁みました

まん丸になった珊瑚の死骸
これは石ではなく珊瑚の死骸なのです
日本が供与した貨客船ニバンガIII号
これがツバルを構成する9つの環礁を繋いでいるのです

🏝️ イルカと共に

海に出ると示し合わせたようにイルカがやってきた
遊びにきてくれたんだけど、言葉にならない「共に生きている」を感じたな

イルカ

🏝️ ついに念願のツバルの伝統舞踊を拝む

踊りとエネルギーと歌声と地響きのような音がホールの中を反響
特に電子音やら楽器はもちろんなし
床にかなりの人たちが座っていて、老若男女、この轟音の中赤ちゃんは寝ていました
日々の生活をそのまま持ってきた感じ
人々の生活に根付いていることがよく分かります
ツバルの8つの島のうちの2つの島が交互に織りなすエール交換
エネルギー交換の交換ともいえる
ダンスバトルともいえる?
分かりませんがとにかく腹にくるものがありました

🏝️ 約1年後に再度訪問

2024年3月、2度目のツバル訪問

こんなに細いところに6000人住んでるって信じられますか!?
2100年までに気候変動により沈んでしまうかもしれない国
訪問は2回目だったけど、1回目を凌ぐインパクトがあった…

私たちの普段の生活であたりまえのこと
例えば、
お水がじゃーっと出る
お湯が出る
電気が普通にある
ネットに簡単につなげてなんでもできる
フレッシュな野菜や果物が普通に手に入る
普段のわたしの生活、全部めちゃくちゃ奇跡級の恵みだということ
ツバルでは十分な飲み水と生活用水があることが大きな恵み
雨が降ったらみんな大喜び

仕事のカウンターパートと相談していたところ、
Don’t worry! Here is Tuvalu! Everything is gonna be fine!!!
ツバルのみんなの笑顔と言葉にだいぶ助けられたし癒されました
そして本当に全部大丈夫だった
不思議なツバルマジック

島で一番細い道路

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